HOME NEWS 東日本メディコムと共同開発した生成AI電子薬歴がリリースされました

2025年3月24日、慶應義塾大学薬学部 社会薬学部門および同附属薬局は、東日本メディコム株式会社と共同で、薬剤師の業務負担を軽減する生成AI薬剤師支援サービス「DrugstarDrive(ドラッグスタードライブ)」をリリースしました。

東日本メディコム社ニュースリリース

https://www.e-medicom.co.jp/information/post-5567

サービス概要

「DrugstarDrive」は、服薬指導支援、薬歴作成、検査結果登録など、薬剤師が日々の業務で直面する情報管理の負担を軽減し、患者へのサービス向上を目指す包括的なサービスです。生成AIを活用した自然な対話形式により、医療情報の記録や検索が容易になります。

主な機能

薬歴(SOAP形式)作成支援:患者と薬剤師の会話を録音し、AIが瞬時に要点を整理して薬歴を作成します。
医薬品に関するQ&A:ユーザーの質問に対して、AIが信頼性の高い情報を提供します。
紙の検査票をデータ化:検査票の画像をAIが解析し、データ化します。
音声/テキスト入力で電子薬歴を自動操作:自然言語による指示をAIが解釈し、電子薬歴を自動操作します。
サービスの特長

「DrugstarDrive」は、既存の音声入力支援ツールや他社AIサービスとの差別化を図るため、ハード・ソフト両面で工夫を凝らしています。主な特長は次のとおりです:

高指向性マイク「FR-1100」の採用:音声入力デバイスにはNTTアドバンステクノロジ株式会社製の高性能マイク「FR-1100」を推奨しています。ノイズキャンセル機能により周囲の雑音を大幅に低減し、慌ただしい薬局内でも患者との会話をクリアに録音できます。
実績のある音声認識エンジン「AmiVoice」の活用:音声のテキスト化には、調剤業界で定評のある株式会社アドバンスト・メディア社の音声認識エンジン「AmiVoice」を組み込んでいます。高い認識精度を誇り、服薬指導や薬品名など専門用語に特化した辞書も搭載しています。
完全従量課金の料金体系:DrugstarDriveは、将来的なAI利用ニーズの拡大を見据え、完全従量課金制の料金体系としました。それぞれの利用状況に合わせて無駄なくAIサービスを活用でき、新たなAIユースケースを気軽に試しやすく、今後の機能追加やAI活用範囲の拡大にも柔軟に対応可能です。
ハルシネーションを抑えるための取り組み:生成AIのハルシネーションを抑えるために、元となるデータのみを参照し、データの正確性を確保するための検証プロセスを導入しています。
機微な情報の取り扱い:機微な情報は国内限定のAIで安全に処理し、急速に進化するAI新技術を必要とする処理はグローバル環境で実行することで、セキュリティと技術革新の両立を図っています。

山浦教授コメント
「DrugstarDriveは、薬歴作成の手間を大幅に削減し、業務効率化と負担軽減を実現します。今後我々は医療現場での生成AIの導入を推進し、医療業界の発展に貢献してまいります。」